猫とシンセとピアノと私

かいてあることはすべてまちがっている!

ASUS B450M-PLUSでWindows11が不安定になった話

 最近、メイン機として使用しているRyzen5を搭載した自作PCが頻繁にブルースクリーンで落ちるようになってしまった。特にFirefoxを使用している時に落ちる事が多いのでFirefoxが原因かとも考えたが、他のPCでは全く起きないので安易に断定するわけにもいかない。さて困った。

 

メインPC構成

[M/B] ASUS TUF B450M-PLUS GAMING

[CPU] Ryzen5 3500

[RAM] DDR4 PC3200 8GB x2

[VGA] Radeon RX5500XT

[SSD] SKhynix NVMe 1TB

[HDD] Seagate 4TB

[P/S] 玄人志向 Platinum 500W

[OS] Windows11 Pro

 

 PCのスペックとしては上記の通りで、特にこれといった特徴も無い普通の自作PCである。制作した当初はWindows10をインストールして使っていたが、今年に入ってからWindows11にアップデートしたという経緯がある。

 

 Windows11に更新してからしばらくは何のトラブルも無かったが、4月頃からブルースクリーンの発生が始まった。引き金となるエラーも落ちるたびに変わるのでエラーコードから逆引きしての原因追求も困難。なお、発生したエラーコードは手元のメモにある限りで挙げると以下の連中である。

 

0x0000003b

SYSTEM_SERVICE_EXCEPTION

特権のないコードから特権コードに遷移するルーチンの実行中に例外が発生したことを示します。

0x0000001e 

KMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED

カーネルモード プログラムによって、エラーハンドラーがキャッチしなかった例外が生成されたことを示しています。

0x00000101 

CLOCK_WATCHDOG_TIMEOUT

マルチプロセッサシステムのセカンダリプロセッサで予期されるクロック割り込みが、割り当てられた間隔内で受信されなかったことを示します。

説明文の引用元: Microsoft Learn

 

 何やら見たこともないようなエラーばかりだが、メッセージから受ける印象ではどちらかというと高レベルというより低レベルの階層で何かが起きているという雰囲気は伝わってくる。正直カーネルのメモリ割り当て等の問題なのであれば、ただの平凡な猫である私にはどうすることもできない。

 

 とりあえず手軽に着手できる対策からという事で、以下の対処を行ってみた。

  1. Memtest86+によるメモリ不良の調査(異常なし)
  2. チップセットドライバの最新化
  3. グラフィックドライバの最新化
  4. Firefoxのハードウェアアクセラレーション利用を無効化
  5. Firefoxの個人プロファイルの初期化
  6. Firefoxの再インストール

 

 読んでいる方は何となくお気付きになると思うが、これらの対処は全て空振りに終わり、ブルースクリーンの猛威は一向に収まる気配を見せなかった。メモリの相性や電源の劣化あたりも想定されるので多少の出費もやむなしと代替品の調達を考え始めた矢先、Twitterのフォロワーの方からBIOS更新すると良いというリプライが送られてきた。

 

 これまで使用していた2006というBIOSバージョンはマザーボード発売当初から入っていたバージョンであり、このバージョンが原因で問題が発生したというWeb上の記事が存在していた。早速この情報をもとに最新バージョンの4002にアップデートしてみたところ、ブルースクリーンで落ちる現象がぱたりと止んだのだった。

 

 BIOS更新で訳のわからん不具合が解消するというのは初めての経験だったが、よく考えてみるとBIOSの2006が出た当時のOSはWindows10であり、現在はWindows11にバージョンアップされている事からOSのベース部分の何かが変わって影響が出たという事も考えられる。

 

 いずれにしても、不安定なPCを投げ捨てて新しいPCを組むという作業は不要になったので良かった……という事にしておこうと思う。